別にコレが欲しかったわけではないが、980円で買えるとあっては見逃すわけにはいかないであろう。
プリペイドなので契約も不要(登録は必要)で、縛りも何もないが、プリペイドカード3000円を買うのが条件。
アクティベーションして通話はできる状態になったが、音声通話を使うアテもなく、SIMを売るわけにもいかず、ここはMNP弾としてキープする事に。チャージの2ヶ月が過ぎた後でも1年は着信可能とか。詳しくはSBMのページをご覧下さい。
そしてこのSIMは通話専用なので通信ができない。
通信はWi-FiのみなのでWi-Fi環境の無い人で通信したい場合は別途用意する必要あり。
3年も前の端末なのでスペックを書いても仕方ないが以下の通り。
■OS Windows Mobile 6.1 Professional (以下WM)
■CPU Qualcomm MSM7201A 528MHz
■メモリ 本体 192MB 内部ストレージ 4GB
■画面 2.8インチ VGA(640*480) TFT
■カメラ OUT 3M AF QR可 IN 30万
詳細はこちら→ http://mb.softbank.jp/mb/smartphone/product/x04ht/
SDなど外部メモリは使用できないが、4GBの内部ストレージを内蔵している。
液晶はIDEOSと同じサイズに4倍(IDEOS比)もの解像度で非常にきめ細かい。
ヤフーを開いた図 筐体の大きさはほぼIDEOSと同じ
視野角も非常に広く、廉価品のIDEOSとは雲泥の差
丸いボタンはいわゆる決定で、周囲はタッチセンサーがあり、丸ボタンの周囲をなぞる事で拡大縮小ができる。やってみた動画 両手でやればもっと滑らか。
背面は立体的(ダイヤカット?)写真はザラザラしてるように写ったが実際はツヤツヤ
YouTubeを再生してみた図 きめ細かい上に結構滑らか 元動画
右下部にスタイラスペンを装着する穴。磁石が内蔵されてあり、抜け落ちない構造。
ここでスタイラスペンに付いての説明。
このX04HTの液晶は感圧式で、現在のスマートフォンの主流である静電式とは違います。
押さえる事で反応するので、指でなぞるような軽いタッチだと反応しません。
爪の先でツンツンするか、それでも使いにくい場合はこのスタイラスペンを使います。
このスタイラスペンが曲者で、使い慣れてないと文字入力でキレそうになります(笑)
IS02は物理キーボードがあるので入力は問題無いが、これはスタイラスペンでやるしかないので根気と忍耐が必要です。
入力方法はいわゆるケータイ打ち(フリック無し)だけで、QWERTYも無いときてるのでIDやパスワードで苦労する。とてもではないが文章を入力しようという気は起こらない。
通信(電源)コネクタが特殊な形でミニUSBではない。片面が平らで凵こんな感じ。
ほかのスマホと兼用できず、これ用の電源を用意しなければならないのはちょっと不満。
イヤホンマイクもここに接続します。
物理ボタンはボリューム上下、戻る、ホーム、電話上げ下げ、決定
スピーカーは全然ダメ。落第点。
付属品は通信(電源)ケーブル、ACアダプター、液晶フィルム(親切)、イヤホン、ソフトケース、スタイラスペンの予備1本、ドライバCD2枚
アプリケーション (プリインストール)
WMという事もあり、エクセル、ワード、パワーポイント、ワンノートが入っているが
入力しようとするとご覧のありさま。作成済みのファイルを閲覧するぐらいでしょう。
WindowsLive
なんとログインできません。確かアメリカの方でセキュリティの低いブラウザはハネる処理をしたとか何とか、もう少し調べる必要がありそうです。
デフォルトで設定されているOperaも随分古い物でホームに指定されているYahooのYahooメールも見られないという代物。
Gmailは何とか見れたのでメールのやり取りはGmailかな。
ちなみに付属のメーラーは@softbank.ne.jp用なので使えない。(3G回線が必要)
インターネットエクスプローラは6がベースになっているのでIE7以上を推奨するページは見れなかったり表示が崩れたりします。サイト側からはIE6に見えるのでスマートフォン用ではなく、PC用の普通のページを開くので読み込みに時間がかかります。
Flashも無いのでFlash部分はごっそり抜けます。
javaもサイトによっては見られません(気象庁のサイトが見れないのは痛い)
ナビもありますが通信手段が無いと使えないし、アンドロイドの方が100倍使いやすいので出番は無いでしょう。
ファイルエクスプローラ、メディアプレイヤー、フォトビューワーは必要十分。
外部フォトビューワーとしては、最強伝説の誉れ高いマンガミーヤがありますが、物理的画面が小さいのでこれにはインストールしない予定。IS02には入っています。
追加したアプリ
Evernote Google+やDropboxが使えないのでPCとのやり取りはコレしかありません。古典的で扱える容量も少ないが、非力な古い端末でも実用になるのはコレだけ。さすが老舗といった感じですが、サポートは打ち切られ、ダウンロードはWP版に置き換わってWM版がありません!しかたないので外部サイトから取って来ました。
同じサイトからついでにUNOも取って来ます。このUNOはトランプと違い使用権があるとかでアンドロイド版はろくなのがありませんが、なぜかWM版は立派なのがあります(笑)
図はIS02でのUNO X04HTは余白を詰めた感じ
2chブラウザはq2chwm一択というか種類が無いのでこれぐらいしか選べません。
WebブラウザはOpera Mini5
1年前のバージョンだけどこれが最新・・・
ほかはレジストリエディタなど。レジストリを触れば微調整できるものの、こういうシステムは前世紀的ですね。
怪しい話としてはカスタムROMでWM6.5になるとか、全部を消してアンドロイドになる?!とかありますが、とりあえずMNP弾として発射するまではこの状態で使う予定。
総評
これで980円なら納得の性能。取説の最後のページに2008年11月とある。
当時はiPhoneはあれど、アンドロイドはまだ影も形も無かった時代で、わずか3年後現在のアンドロイドの隆盛は誰が想像したであろうか。
WMはあっという間に駆逐され、WMはWindowsPhoneに変わりWMは開発終了。アプリはそこそこあるものの、古いアプリが多く最新のサービスは使えず既に時代遅れとなりつつある。
それでもエクセル、ワードのマイクロソフト製アプリとYouTube、Webブラウズ、メールなどのインターネットアプリは一通り使えるし、カメラも付いているのでメモぐらには使える
温度計付き電波時計を買ってもこれぐらいはするので、この機能ならお買い得である。
既に業者が大量買いに入ったという噂なので残り弾数は少ないと思うが、貴重な(?)WMを入手する最後のチャンスであろう。(次はX05HTが出てくるかも?)
オークションで買うにしても送料が勿体ないと思うほどの価格なので欲しいと思った人はソフトバンクへ急ごう。
ちなみにSIMを抜いても使えたので発射後も安心。
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